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湿原を訪ねて

長ノ山湿原(ながのやましつげん)Photo_2

 

   場 所愛知県新城市作手岩波字長ノ山60-128

 アクセス http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.27.19.4N34.59.49.7&ZM=9  

                                                                                                                                                                                                                                                       

 駐車場完備(トイレ有)  (旧)作手村の国道301号線を北上し、「田原」の信号を右折し、つきあたりを左折しその後道なりに直進すると専用駐車場にでる。               (注)雨の季節はゴム長靴が必要                      

愛知高原国定公園第1種特別地域(昭和45年12月28日指定) 愛知県天然記念物(昭和48年11月26日指定  面積2.712ha)(昭和55年3月28日追加指定  面積0.697ha)

 この湿原は比較的水位が高い低層湿原的な面と、ミズゴケ、ヌマガイなどが生育する高層湿原的な面とをあわせもった、いわゆる典型的な「中間湿原」です。 湿原の地下にはたくさんの「埋もれ木」を含んだ「泥炭」が2メートル余り堆積しており、その面積は東海地方最大級のものとなっています。                                                                      

ここでは、次のような貴重な植物や昆虫を見ることができます。

植物 : ツクデマアザミ、タヌキモ、ヒロハノコジュズスゲ、ヒツジグサ、サギソウ、トキソウ、サクラバハンノキ、マメスゲなど 

昆虫 : ハッチョウトンボ、グンバイトンボ、ガナシジミ、ヒメヒカゲなど              

また、この湿原は自然公園法及び愛知県文化財保護条例により動植物の採取等はできません。                             (湿原入り口の立看板より)

 

探 訪

 10月28日、新城市街地からつづら折の国道301号線に入り峠をめざし車を走らせた。 峠の途中、秋風にゆれるススキの穂の先に広がる眼下の風景は、大変素晴らしいものであった。 本宮山スカイライン入口を左手にみて、さらに車のアクセルをふんだ。 峠を越しいよいよ(旧)作手村に入る。 目前に 「道の駅 つくで手作り村」の看板が目に入ってきた。 ちょうど自宅を出てから1時間。 ここで一服することとした。 場内には味噌のこげた香ばしい香りがただよっていた。 奥三河の名物はやっぱり五平餅だ。 さっそく 五平餅1本 & トマトソフトクリームを賞味させてもらった。  「うまい

気分も新たに さぁ-長ノ山湿原を目指して出発だ。                                                 

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国道301号線の「田原」の信号を右折し、農道と林道を走り、いよいよ目的地に到着した。 車を駐車場に置き、ゴム長靴に履き替え、いざ長ノ山湿原に

 田んぼの向こうに見える枯れた草原が長ノ山湿原だ。 湿原はおおむね長方形の形状をしており、そこは田んぼと山林とに囲まれていた。 

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湿原の周囲は木杭のロープ張りとなっていた。                          湿原の内部に入る観察歩道を求めて湿原の周囲を散策したが、それらしき道はなく、内部に入ることはできなかった。(残念) 今後の木道の整備が望まれる。  

Photo_14 観察歩道の路傍に紫紅 の花を見つけた。 作手高原の湿地に自生する「ツクデマアザミ(キク科)」だ。 この花は9月~10月に咲き、普通のアザミに比べると全体に毛が多いが、マアザミの一種である。 

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 さらに足を進めると今度は黄色い可憐な花を見つけた。 花の大きさは直径3㎝位であった。 晩秋に中部地方以西の湿地に咲く、多年草の「スイラン」と思われる。

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湿原の南部に行くと、いよいよ「ザ・湿原」の風景となってきた。 長ノ山湿原は典型的な中間湿原であり、地下には2mもの「泥炭」(ピートとも呼ばれる。 植物の遺骸が十分分解されずに堆積されたもので、石炭への変化過程にあるものである。 利用面ではスコッチ ウィスキーの製造過程で、麦芽を乾燥させる燃料として香り付けを兼ねて使用されることで有名である。-ウィキペディアより-  が形成されているそうだ。 とてつもなく永い時間を感じた一瞬でもある。 Photo_20  

   

  

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 長ノ山湿原の周囲に張りめぐされた木杭のロープと平行に一風変わった柵が張られていた。 都会で生活する人には珍しい風景と感じられるであろう。 ところでこの柵は何の目的なのでしょうか? (ヒント:野生動物との共生が図れるとよいですね

地元の人の話では「サギソウ(ラン科)」の花が咲き誇る夏に再度訪れてくださいとのことであった。 是非訪問したいと思う。

 高原の湿原をわたる爽やかな風を肌に感じ、赤トンボの勲章をお土産に帰路に付いた。                                                          

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa(写真撮影:2007.10.28 長ノ山湿原にて)

                

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